日本の植物でレイを作る

Aloha

湘南【藤沢 鎌倉 逗子】のフラ講師 石垣 朝子です。

 

皆様ご存知のように、フラを踊る時、ダンサーはレイを身に付けて踊ります。

 

レイは衣装とセットでダンサーを美しく飾ってくれる、フラに欠かせないものですが、レイを身にまとうということは、本来もっと大きな意味を持っています。

 

それは植物に宿るマナ(スピリチャルパワー)を身にまとうという事です。

 

 

特にカヒコ(古典フラ)を踊る時は必ず、レイポオ(頭用)レイ アーイー(首用)クーペエ(手首 足首用)3種類 合計6本のレイを用意して付けなければいけません。

 

覚えたチャントや振りを忘れずに、間違えずに踊れるよう、体力的にハードなフラも最後まで無事に踊りきれるよう、植物に宿るフラの神ラカのパワーをいただきながら、踊ります。

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写真はマウイの有力ハーラウ Halau Na Lei Kaumaka O Ukaのカヒコパフォーマンス
パラパライ(シダ)のレイポオ、レイアーイー、クーペエをつけて、マイレのオープンレイもかけています。

 

その上、魔除けになる葉、ティーリーフで作ったスカートもつけているので、これ以上ないくらいのマナをまとった装い、最強ですね o(^▽^)o

 

 

 

では、フラはハワイのダンスだから、私たちも日本でフラを踊る時に、ハワイの植物でレイを作らなくてはいけないのでしょうか?

 

まったく費用を気にしないのであれば、ハワイからレイの素材を空輸して使うこともできます。

 

実際にビジネスとして成り立っているのですから、そうしているフラ教室もあるのでしょう。

 

しかし、私はあえて私たちの住んでいる土地に生えている植物を使う事にこそ、意味があると考えています。

 

湘南の山にも、美しいシダが自生している場所があり、以前から良くカヒコ用のレイを編むのに使っています。

 

リョウメンシダという名前の美しい常緑のシダです。

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逗子 葉山 鎌倉の山に群生している場所があり、それはそれは綺麗です。

 

ハワイのクム(師匠)がこのシダを見た時に ”ハワイのパラパライやパラア(どちらのシダの名前)に良く似ている” と驚いていました。

 

このリョウメンシダをハクというレイメイキングの技法でレイポオにすると、とても素敵に出来上がります。
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パフォーマンスの時に衣装をつけ、このレイポオを被り、シダの冷たくフレッシュな感触を額に感じた途端、身が引き締まり、不思議とカヒコを踊る心の準備が整うのです。

 

自分の住んでいる土地の植物を知り、自然に感謝し、リスペクトし、使う分だけ、必要なだけを山からいただき、レイを作り、それを身につけてフラを踊る。

 

そして使い終わったレイは感謝とともに山に戻す。

 

この一連の作業を通して、フラダンサーはフラを通して自然と密接につながることができるのです。

 

 

フラを習うということは振り付けを覚えること以外にも、あらゆる学びがあるのですね。

 

石垣 朝子

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写真:レッスンでのひとコマ

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