Aloha
湘南【藤沢 鎌倉 逗子】のフラ講師 石垣 朝子です。
一般的にフラといって、皆さんが思い浮かべるのがフラアウアナ。
ウクレレなどのメロディとハワイアンソングに合わせて踊るゆったりと優雅な、またはアップテンポで楽しい現代フラです。
長いフラの歴史からすると、近代になってから踊られるようになった新しいフラです。
それ以前からあった、ドラムや瓢箪をくり抜いた楽器イプヘケのビートとチャントに合わせて踊るフラのことを、フラカヒコと呼びます。
写真はハワイ最大のフラ競技会メリーモナークのウェブサイトからお借りしました。
フラカヒコと一口に言っても、次のように様々な種類があります。
・神に捧げる宗教儀式のためのフラ
・王族に捧げるフラ
・自然への賛美、歴史上の出来事を伝えるフラ
・王族の子孫繁栄を祝うフラ(メレマイ)
これらはチャントと共に振り付けも代々、クムフラの家系に継承されてきたものです。
これ以外にも、昔のチャントに現代のクムフラが新しく振り付けをしたフラもあり、コンペティション等で良く踊られています。
これはカヒコ風に振り付けた新しいフラですので、厳密に言えば、伝統的フラカヒコという範疇には入らないかもしれません。
フラのパフォーマンスで複数のフラカヒコが踊られるときは、一番最初に神に捧げるフラを踊り、最後にメレマイ(子孫繁栄のフラ)を踊るのが、必ず守らなければならないフラのプロトコール(儀礼)です。
ハワイでは、どのフラダンサーも踊れるのが当然とされている基本の伝統的でシンプルな振り付けのフラカヒコがいくつかあります。
当教室では、初心者のうちに先ずはこれらの基本のフラを学び、その後のフラの土台を作る事が大切だと考えています。
先ずはカヒコでしっかりとフラの基礎を築いておくと、その次にアウアナを習ったときにスムーズにいきますよ。
石垣 朝子