
はじめに
「どんな先生なんだろう?」
そう思って、このページを開いてくださったのではないでしょうか。
フラ教室を探すとき、気になるのは技術以上に、その人がどんな想いでフラと向き合っているのかということ。
ここでは、私自身の歩みを辿りながら「なぜ、私が日本でフラを伝えつづけているのか?」その理由をお話しします。
芸術とともに育った感性
私は、フラを「振付」としてではなく、ひとつの舞台芸術として捉えています。
歌詞の背景を知り、言葉の響きを感じ、身体が自然と物語を紡ぎ出すように踊ること。
それが、私の変わらない美しさの基準です。
私は学生時代、鎌倉でクラシックバレエを学びました。
そこでは、身体表現のよろこびと厳しさを知ることができました。
その後、英国系航空会社の客室乗務員として10年間勤務。
世界を飛び回る中で、私はロンドンの舞台芸術に触れる日々を過ごしました。
一流の舞台に足を運びつづけた時間は、私に「本物とは何か?」、「品格とは何か?」を“言葉”ではなく“感覚”で教えてくれました。
その感覚が、いまの私のフラ指導の土台になっています。
ハワイとの出会い

それは、20代前半、客室乗務員として世界を飛び回っていた頃のことです。
軽い気持ちで訪れたマウイ島。
しかし、その空気の透明さと光の強さに思わず息をのみました。
ただそこに立っているだけで、心がすっとほどけていく感覚。
それまで訪れたどの土地とも違う、不思議な ”しっくりくる” 場所でした。
フラとの出会い〜優雅さと神聖さ
その後、数度目のハワイ滞在中に、ホテルのラウンジで一人のフラダンサーを目にしました。
ゆったりと流れるような動きに「なんて優雅な踊りなんだろう」と、心を奪われました。
その方が踊っていたのは、フラアウアナ(現代フラ)だったのですが、その数日後に出会ったフラカヒコ(古典フラ)は、まったく別の世界でした。
クムフラ(フラの師匠)のチャントに合わせて踊るその姿には、華やかさではなく、大地とつながるような静かな力強さがありました。
言葉がわからなくても、それが神聖なものであることは、はっきりと伝わってきました。
この経験が、私の人生を大きく動かすことになります。
師と出会い「道」としてのフラへ
私は、日本でフラ教室に通いはじめ、踊ることそのものの楽しさに夢中になりました。
そして、学びを重ねるうちに、表面的な動きだけでなく、その背景にある歴史や精神性をハワイアンの先生から直接学びたいという想いが強くなっていきました。
そのようなタイミングでご縁をいただき、あるクムフラと出会います。
時間をかけて学ぶ覚悟を伝えつづける中で、やがてクムのハウマーナ(弟子)として正式に学ぶことを許していただきました。

その日から、私にとってフラは「趣味」ではなく「道」になりました。
私は今もなお、ハワイのクムから学びつづけています。
学びに終わりはありません。
だからこそ、私も生徒の皆さんと同じく、つねに学びの途中にいる存在です。
学びつづけてきた年月があるからこそ、生徒のみなさんにとって安心して歩みを預けていただける教室でありたいと考えています。
ハワイアンにとってのフラとは?
ハワイアンにとってのフラは、ただ踊るためのものではありません。
それは、大地に根ざし、人々の暮らしの中で受け継がれてきた文化であり、歴史であり、祈りの形です。
自然への敬意、言葉の力、祖先への想い。
踊りのひとつひとつの動きの奥には、そうした価値観や生き方が息づいています。
学びを重ねる中で私は、フラは単なる表現ではなく「どう生きるか?」を問いかけるものだと感じるようになりました。
日本人にとっての能や歌舞伎、茶道のように、フラもまた世界観を学ぶ「道」に近いものなのだと思っています。
敬意を持って学ぶということ

フラの学びを深めるほどに、私にはある問いが心に生まれてきました。
「ハワイの人たちが大切に守ってきたフラを、日本人の私が踊ってよいのだろうか?」
また、フラと自分との間に、距離を感じた時期もありました。
それでも学びを止めなかったのは、その答えを自分の中で見つけたかったからです。
そして現在、私はこう考えています。
ハワイアンになることはできない。けれど、敬意を持って学びつづけることはできる。文化の背景を知り、自然や命に思いを向けて生きること。
その姿勢こそが、フラを学ぶということなのだ。

フラを通して私は「与えられた人生をどう生きるか?」を、今も学びつづけています。
ハーラウ ナーリコオカパライがめざすフラ

フラは、ただ振付を覚えるものではありません。
言葉を知り、歴史を感じ、自然と心を通わせること。
その積み重ねの中で、踊りは少しづつ深みを増していきます。

私は、フラを総合芸術であり、人生を深める「道」として大切にしています。
けれど同時に、人生を豊かにしてくれる存在でもあると感じています。
華やかな舞台の瞬間も素晴らしい。
けれど、大切なのは日々のレッスンの中で育まれる変化です。

できなかったことが、できるようになるよろこび。
仲間と支え合う安心感。
少しづつ自信が育っていく感覚。

ここは、技術だけを追い求める場所ではありません。
大人の女性が、自分らしく、誇りを持って学べる教室でありたい。
それが私の願いです。
指導スタイル
歌詞の意味と身体の動きを、丁寧に結びつけることを大切にしています。
なぜこの動きなのか?、なぜこの視線なのか?
理由を理解したとき、振付は「暗記するもの」から「表現するもの」へと変わります。
その結果、振付が自然に身体に入りやすくなり、忘れ難くなります。
本格的な学びを大切にしながら、教室の空気は楽しく穏やかに。
真剣さと笑顔。
知性とあたたかさ。
その両方が、自然に調和する教室でありたいと願っています。
ここまで読んでくださったあなたは、きっとフラを ”習いごと” 以上のものとして感じてくださっているのではないでしょうか。
だからこそ、まずは一度、当教室の体験レッスンにいらしてみてください。
教室の雰囲気は、文章だけでは伝えきれません。
体験レッスンで、ゆったりとした時間の中でフラの心地よさを感じていただけたらうれしいです。

ハーラウ ナーリコオカパライ主宰
石垣 朝子
“Hula is the language of the heart, and therefore the heartbeat of the Hawaiian people.”
(フラは心の言葉である。すなわち、ハワイの人々の心臓の鼓動そのものなのだ。)
第7代ハワイ国王、デイヴィッド カラカウア
指導者へのあゆみ
- 東京生まれ、藤沢育ち
- 英国系航空会社の客室乗務員として10年間勤務
- 2001年:ハワイで出会ったフラに心惹かれ、フラを学び始める
- 2006年:マウイのクムフラ、故Kumu Ualani Makaʻike Calejaに師事
- 2007年:逗子市にてフラの指導を開始
- 2010年/2012年 Kū Mai Ka Hula (マウイ島) グループカヒコ・アウアナ出場 Maui Nui Award受賞
- 2015年:藤沢市にフラ教室 Hālau Nālikookapalai 設立
- 現在もハワイのクムから直接学びを続けている

