Aloha
湘南【藤沢 鎌倉 逗子】のフラ講師 石垣 朝子です。
昔、ハワイアンの王族たちは強力なパワーが宿るとされた先祖の髪の毛とマッコウクジラの歯で作ったレイニホパラオア Lei Niho Palaoaというレイを身につけていました。
Niho=歯 Palaoa=マッコウクジラ マッコウクジラの歯のレイという意味です。
細かい三つ編みに編んだ人間の髪の毛を何本も束ねた物の中央にマッコウクジラの歯でできた飾りがついています。
西洋人がハワイに渡来する前はハワイで捕鯨はしませんでしたが、海岸に打ち上げられたクジラは大変貴重な物とされ、その歯や骨は権力者を象徴する物としてレイに使われました。
強力なマナを与えてくれると考えられ、戦いの際に良く身に付けられたそうです。
以前、オアフ島のポリネシア文化の最大の博物館であるビショップミュージアムでこのレイ ニホ パラオアを見た事があります。
博物館の薄暗い光の中で黒々とした髪の毛とクジラの歯のレイがずらっと何本も並んでいるのを見た時は、霊的な物を感じるタイプではない私でさえも、その妖気だだよう存在感にゾクッとしたのを覚えています。
パワーを与えてくれるから、首にかけてごらんと言われたとしても、私は絶対にNo, Thank You.とおことわりしたいと思います。笑
石垣 朝子